名入れボールペンはいろいろな場所で利用されていますが、ひとつには役場やオフィスビルの受付窓口に申請書に記載するための備品として置いてあるのを見かけますし、またデパートなどで新商品の発売を記念して顧客に無料で配布しているノベルティグッズのようなものもあります。どちらにしてもボールペンというものは単価がかなり安いので、名入れ加工をしたところでそれほどコストをかけずに注文ができることが最大のメリットとなっています。役場やビルをもつ企業といえば予算も潤沢にあって、名入れボールペンを製造するだけの経済力があるというのは事実ですが、実際のところは小規模な団体やサークル、果ては個人でさえも製造することが可能です。そのためには種類や目的を絞り込んだほうがよいでしょう。

昔からの定番といえば単価が数十円程度の安物であり、これは受付窓口によくあるタイプのものです。安価に大量発注できるのが取り柄ですが、もちろんノベルティグッズの場合にはこのようなありふれたものでは顧客に喜んではもらえないおそれがありますし、逆に配布をすることで企業イメージを安っぽく見せることにもなってしまいます。そこでたとえば何色もの色合いを楽しめるタイプ、ボールペンなのに筆跡を消しゴムで消せるタイプ、小さなライトがついていて暗いところでも使えるタイプなど、世間一般に流通している製品とはちょっと違ったタイプをわざわざ選んでアピールすることがあります。